ペキンダックとブログ

昨日、カンボジアのワーキングキャンプから帰ってきました！

1日目はベトナム（ホーチミン）を経由してプノンペンへ。道路にはゴミが散乱し、人とバイク（3人乗りは普通）で溢れててごちゃごちゃ…。ボロい建物に混ざって、日本にあるようなガラス張りの車販売店もあった。話によると、一般家庭では冷蔵庫も電子レンジもないらしい。なのにバイクに乗ってるほとんどの人がスマホを持ってるし、いろんなとこでWifiが繋がるという違和感。

2日目は村に行って、ワーキングキャンプの目的の井戸掘りをして、村の子供達と遊んだ！村にある道具しか使えなくて、鍬2本で掘ったけど25人で1メートルくらいしか掘れなかった…(´･_･`)日本なら機械を使って数時間で掘れちゃうのに。
村の子供達はほとんどが裸足で、ゴミとか石とかある中を裸足で駆け抜けてた。言葉も通じないし、遊ぶ道具もないけど、一緒に追いかけっこしてるだけでみんな凄い純粋な笑顔だった。楽しかったけど、なんとも言えない不思議な気持ちになった…

3日目はカンボジア初のショッピングモールであるイオンモールプノンペンへ。日本にある様な建物でテンション上がったけど、お客さんはいい服を着てる人ばっかりだった。やっぱり、上流階級の人しか買い物できないみたい(´･_･`)値段も日本と変わらなかったし。
イオンモール見学後は飛行機でシェムリアップへ。観光地ってこともあって、プノンペンよりは綺麗な町だった。ホテルも予想できないくらい綺麗だった。オールドマーケットではお店の人と交渉してお土産購入。商売に関する日本語は話せる人が多かった（お姉さんかわいいねと言って引き止める人多すぎ。どこで習ったんだ??）。

4日目はいよいよアンコールワットへ！とりあえず暑かった！石だらけだから、照り返しが半端ない。作るのに1万人の職人で30年かかったらしい。こんな暑い中で、石を運んで積んで、掘ったなんて、信仰って凄いなって思う。
アンコールワット周辺で物を売ってる人も熱かった。ブレスレットが10本で1ドルっていうから女の子から買ったら、あっという間に物売りに囲まれてしまった…。最終的にキレ気味で逃げたものの、ブレスレット29個購入(._.)
腕が足りない。

まあ、普通の旅行じゃできない色んなことを体験させていただきました！そして、色々と考えさせられました。カンボジアは約35年前の3年間、ポルポト政権により有識者の大量虐殺が行われ、教育を受けることが許されていなかった。資本主義になった現在も、海外の資本が入ってくる都市部だけが栄え、農村部は電気も水道もない状態で、貧富の差が激しい。法律も整っていないというか追いついていない。そんな農村部のために、みんな募金しましょうとか、ボランティアしましょうとか言うけど、結局は国と国民が頑張らないとずっと海外から入り続けるものや環境に追いつかないんだろうなって思う。
そもそも国民は変えたいと思っているんだろうか？ポルポト政権の時代に比べたら平和で満足しているんじゃないだろうか？村の人たちはのんびりしてたし、先進国のエゴなんじゃないかって思ったりもして…。安全な水は必要なんだろうけども。
ボランティアとか募金よりも、一度外の世界を見てもらったほうが、欲が出て自分達の力で努力するんじゃないかな…。
そんなこんなで、結局結論は出ませんでした(･_･;
私の見たこと、感じたことを伝えて、どう行動するのが正解なのかは個人に任せたいと思います。

長くなりましたが、本当、人生観の変わるいい体験でした！